第84回 売上創造塾
【安売り合戦からの脱出法】
~中小企業こそ高く売れ~
日時:平成27年3月8日(土)
会場:岡山国際交流センター
講師:カカトコリ
【それは単なる思い込みかもしれません』
人は「安いから」という理由だけで買いません。
逆に安すぎても売れません。
たとえば、新車のベンツが100万円で売りに出ていたらどうしますか?
安すぎると不信感を持ってしまいますよね。
安くしないと売れないというのは単なる思い込みじゃないでしょうか?
たしかに、安い方が売れる場合もあります。
それは、たとえばスマホの通話料のように商品そのものの品質が約束されている時だけです。
【昔から言われていることですよね】
「安物買いのゼニ失い」
人は誰でも大切なお金で損をしたくないと思っています。
たとえば、お気に入りのデザインのコートが安かったからと言って、ワンシーズンで着れなくなったらいやな気分になりますよね。
そして、それなりの品質のものが欲しいならそれなりの金額がすることを学びます。
どうせ買うなら長く使えるものを買いたい。
自分のこだわりに合ったものを買いたいと思っています。
その最たるものが自動車や住宅などじゃないでしょうか。
高額なので、ローンという借金をしてまで買っちゃいます。
つまり、お気に入りのものや、良いものなら少々高くても買ってしまうという事です。
ちゃんと価格の前に、正しい商品説明や、良い商品であることを説明していますか?
では、良いものとはなんでしょう?
【良い商品とは】
「こいつからは絶対に買いたくない」
そう思わせてくれた素晴らしい反面教師の話しをしましょう。
4年ほど前の事です。
嫁さんの実家にあるホームファクスが壊れちゃいました。
使うのは年老いた両親。
なので、なるべくシンプルなものが欲しかったのです。
そこで、大手家電ショップに出かけ、ファクスのコーナーで迷っていました。
そこに、素晴らしい店員さんがやってきてお奨めの機種を説明してくれました。
「こちらが、最新鋭の機能もいっぱいついた最高機種です」
わかります?
こちらが求めている、良い商品を聞きもしないで、売りたい商品を買わせようとしたのです。
お客さまにとって良い商品を選ぶお手伝いをするのが店員さんのお仕事だと思うのですが、あなたはどう思いますか?
【絞り込め!】
ビジネス書を読むと良く出てきますよね。
「絞り込め」
扱い商品だったり、販売エリアだったり、年齢層だったり
絞り込むのは怖いですよね。
より多くの方に買っていただきたいと言う気持ちもよく解ります。
その方が売り上げが増えそうな気がします。
そこで、想像してみて下さい。
もし、あなたのお客さまがいっきに10倍になったら対応できますか?
大手企業と違って、我々中小企業には限られた対応力しかありません。
一日に対応できるお客さまの数も限られています。
なので、安売りじゃなく、こだわりの商品を求めている方にだけお店のキャパを超えない範囲で販売してはいかがでしょう?
【なぜ、価格に逃げるのか?】
お客さまをバカにしていませんよね?
ちゃんと説明すれば、商品の良さや、あなたのこだわりを理解して下さいますよね。
ただ、正直に言います。
商品の良さや、こだわりを説明するのは大変です。
もっと言えば、面倒くさいです。
だれでも避けたいです。
だからと言って不必要な値下げをして売り上げが増えますか?利益が増えますか?
あなたはそれで良いかもしれませんが、従業員さんやご家族はどんな思いでいるか考えてみたことありますか?
愛する人たちのためにも、そろそろ無駄な努力は止めませんか。
【具体的な解決策として】
結論から言います。
商品の良さ、あなたのこだわり、そして一番大切な「買う理由」を説明しましょう。
商品の良さは解りますよね。
あなたのこだわりも自分の事だから説明できることでしょう。
一番大切だけど、実は一番難しいのが「買う理由」です。
今回のセミナーでは、値引き合戦からの脱出法や自社の魅力の見つけ方をメインに、安売りからの脱出法をお話しします。
【おもなセミナーの内容】
◇ 値引き合戦からの脱出法
◇ 自社のオリジナリティある魅力を見つけるには
◇ イケてる社長の人脈構築術 などなど
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【こんな方にお勧めします】
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特に、経営者になって5年未満の方